そもそも原題が「The Art of the Sale」なのに、 なぜ邦題はこんな挑発的(?)なものをつけたのか、と 考えてみると、 もちろん売れることを狙ってだろうけれど、 必ずしも著者の意図と無関係っていうわけでもない。
というのは、著者のフィリップ・デルヴス・ブロートンは、 記者の身分を捨てて、実際にHBSで2年間を過ごし、 「Ahead of the Curve: Two Years at Harvard Business School」という 体験記を出版しており、 その中で、HBSのプログラムのリアルを伝えている。 私の印象では、彼は、HBSは「カネ稼ぎ」のための 肩書きを与え、スキルを鍛えてくれる反面、 日々のビジネスを積み重ねている人々に対する敬意を持たなく なるようなところがあるという警鐘を鳴らしていると思うのだ。
The Art of the Sale: Learning from the Masters About the Business of Life [Kindle Edition] Philip Delves Broughton (Author) http://www.amazon.com/dp/B005GSYZZM